運動会屋が発信する運動会に関するコラムです
社内イベントを企画する担当者の方で、社員同士の交流を深めたいと考えている方は多いのではないでしょうか。しかし、「社内運動会はハードルが高いし、準備も大変そう」と感じて、なかなか一歩踏み出せないこともあるかもしれません。
そんな方におすすめなのが、「スポーツフェスティバル」です。
スポーツフェスティバルは、運動会よりも気軽に参加でき、社員の交流を深めるのにぴったりのイベントです。ただ、「具体的に何をするの?」「運動会とどう違うの?」といった疑問を持つ方もいるでしょう。
本記事では、スポーツフェスティバルと運動会の違いから、開催するメリット、企画・運営のコツまで、わかりやすく解説します。
なぜ今「スポーツフェスティバル」なのか?

新しい社内イベントの形として注目を集める「スポーツフェスティバル」。その最大の魅力は、誰もが気軽に楽しめるカジュアルさです。
多くの企業が社内イベントのあり方を見直す中、「大人数での準備が大変」「本格的なイベント参加にハードルを感じる」といった声も増えています。
スポーツフェスティバルは、競技性よりもレクリエーション要素を重視しているため、運動が苦手な社員でも安心して参加できます。
これにより、社員同士の交流が促進され、チームワークやエンゲージメントの向上にもつながります。
スポーツフェスティバルとは?

ここからは、スポーツフェスティバルをより深く理解するために、以下の2つの視点から解説します。
●スポーツフェスティバルの定義と特徴
●スポーツフェスティバルと運動会の違い
それぞれ見ていきましょう。
スポーツフェスティバルの定義と特徴
スポーツフェスティバルは、参加者全員が楽しむことを目的としたスポーツレクリエーションイベントです。
最大の特徴は、競技性よりも「楽しさ」を優先している点にあります。
そのため、運動能力や体力に自信がなくても楽しめるよう、老若男女問わず誰もが気軽に参加できる種目が用意されています。
スポーツフェスティバルと運動会との違い
スポーツフェスティバルと運動会は、どちらも体を動かすイベントですが、その目的や空気感に大きな違いがあります。

一般的な運動会は、タイムやスコアを重視し、チームの勝敗を競う場です。体力や運動能力が求められる競技が多く、「勝ちたい」という意識が強く働きます。
一方、スポーツフェスティバルは、参加者全員が「楽しむ」ことを第一に考えています。順位や勝敗にこだわらず、体力や年齢に関係なく楽しむレクリエーション種目が中心です。
そのため、「参加すること自体が楽しい」と感じる人が多く、企業の社内イベントや地域の交流の場として人気を集めています。
スポーツフェスティバルのメリット

スポーツフェスティバルを開催するメリットは、主に以下の4つが挙げられます。
1.コミュニケーションの活性化
2.チームビルディングへの効果
3.職位・年齢に関係なく参加しやすい
4.楽しさ重視でストレスが少ない
それぞれ解説します。
コミュニケーションの活性化
1つ目のメリットは、コミュニケーションの活性化です。
スポーツフェスティバルは、普段あまり接点のない他部署のメンバーとの交流を促します。競技中に声を掛け合ったり、応援したりすることで自然と会話が生まれ、お互いの人柄や雰囲気を知るきっかけになります。
こうした交流を通じて築かれた信頼関係は、日々の業務におけるチームワークの向上や円滑な連携にも良い影響を与えるでしょう。
チームビルディングへの効果
2つ目のメリットは、チームビルディングへの効果です。
チームで協力して競技に取り組むことは、役職や部署の垣根を越えた一体感を生み出します。普段話す機会のない上司や、異なる部署のメンバーと協力して一つの目標に向かう経験は、新たな関係性を築く貴重な機会です。
「一緒にやり遂げた」というポジティブな経験は、職場での連携や助け合いにつながり、チーム全体の雰囲気を良くする効果も期待できます。
職位・年齢に関係なく参加しやすい
3つ目のメリットは、職位や年齢に関係なく参加しやすいことです。
スポーツフェスティバルは、新入社員からベテラン社員まで、職位や年齢に関係なく誰もが一緒に楽しめます。また、体力や運動神経に自信がない方でも安心して参加できるよう、競技の選び方を工夫できるのもポイントです。
参加者それぞれの得意分野を活かせるような内容にすれば、より多くの人が主体的に関わり、イベント全体が盛り上がるでしょう。
楽しさ重視でストレスが少ない
4つ目のメリットは、楽しさ重視でストレスが少ないことです。
スポーツフェスティバルは真剣な勝負の場ではなく、楽しさを最優先したイベントです。笑いや応援が飛び交うリラックスした雰囲気の中で行われるため、プレッシャーを感じることがありません。
そのため、運動が苦手な社員や、イベントへの参加に不安を感じていた社員も、安心して笑顔で参加できるでしょう。
開催の流れと企画ポイント

スポーツフェスティバルを成功させるため、開催の流れと企画のポイントを以下の項目に沿って解説します。
●目的の明確化
●競技選定
●チーム構成
●得点・順位の扱い
●安全対策と備品準備
●外部委託 or 自社運営の判断
それぞれ見ていきましょう。
目的の明確化
スポーツフェスティバルを成功させるには、まず開催の目的を明確にすることが大切です。目的がはっきりしていれば、企画内容や運営方針に一貫性が生まれ、イベントの効果も高まります。
たとえば、スポーツフェスティバル開催には以下のような目的が考えられます。
●社員同士の交流を促進する
●部署間の連携を強化する
●社員のモチベーションを高める
●チームビルディングを図る
このように目的を定めておくことで、スポーツフェスティバル全体の軸がぶれることなく、効果的な企画設計が可能になります。
競技選定
開催の目的が明確になったら、次は目的にあった競技を選びましょう。
競技を選ぶ際は、参加者の年齢層や体力レベルを考えることが重要です。誰もが無理なく楽しめる内容にすることで、参加率アップにもつながります。
たとえば、スポーツイベントの定番競技である玉入れでは、投げる位置やカゴを動かすといったアレンジを加えることで、運動能力だけでなく戦略性も生まれます。
また、大きなビニール製のボールを身につけて行うバブルボール種目は、コミカルな動きが観客の笑いを誘います。
このように、運動系、知能系、バラエティ系といった異なるジャンルの競技を組み合わせれば、よりバランスの取れたプログラムが作れます。
参加者それぞれが自分の得意なことで活躍できるよう工夫することで、イベント全体の満足度も高まるでしょう。
チーム構成
スポーツフェスティバルを成功させるには、チームの組み方が重要なポイントになります。開催目的に合ったチーム構成を考えることで、参加者同士のより良い交流が生まれるでしょう。
おすすめなのは、部署や役職、年齢に関係なく、ランダムにチームを編成することです。これにより、普段接点のない社員同士が自然にコミュニケーションを取る機会ができ、社内活性化につながります。
また、イベント当日に初めて顔を合わせるのではなく、事前に簡単な顔合わせの機会を設けることも効果的です。
オンラインミーティングやチャットグループで自己紹介や役割分担を決めておけば、チームの一体感が事前に高まり、当日のイベントをさらに楽しむことができます。
得点・順位の扱い
スポーツフェスティバルは、得点や順位の扱い方で大きく変わります。
楽しさや一体感を大切にしたい場合は、順位付けにこだわらず、参加すること自体に価値を持たせる工夫が重要です。
たとえば、参加者全員に景品が当たるくじ引きイベントを取り入れたり、「ユーモア賞」や「ベストパフォーマンス賞」といった、得点とは関係のないユニークな副賞を用意したりするのも良いアイデアです。
全員が主役となれるような演出を心がけることで、イベントの満足度が高まり、チームの一体感をより深めることができるでしょう。
安全対策と備品準備
スポーツフェスティバルを成功させるためには、徹底した安全対策と備品準備が欠かせません。
どんなに楽しいイベントでも、事故やケガがあっては台無しです。競技内容や会場の安全性は、事前にしっかり確認しましょう。
必要に応じて、保険への加入や救護スタッフの配置も検討してください。また、当日のスムーズな進行のためには、備品の準備も重要です。
綱や玉などの競技用具、チームゼッケン、得点ボードといった必須アイテムに加え、以下のような備品を用意しておくと良いでしょう。
●休憩用のテントや椅子
●救護用品(絆創膏、消毒液など)
●熱中症対策用のドリンク
さらに、雨天時の対応策など、細やかな配慮が参加者の満足度向上につながります。
外部委託 or 自社運営の判断
社内での運営に不安がある場合は、専門のイベント会社への外部委託も有効な選択肢です。特に初めてスポーツフェスティバルを開催する場合、プロの力を借りることが成功への鍵となります。
「株式会社運動会屋」のようなイベント専門会社は、お客様のニーズに合わせたオーダーメイドの企画力と、イベントをスムーズに進行させる実行力で、目的達成を強力にサポートします。
プロならではの豊富なノウハウとユニークなアイデアを活用することで、参加者全員が心から楽しめるイベントを実現できるでしょう。
外部委託と自社運営の判断は、以下のポイントを参考にすると良いでしょう。
【外部委託が適しているケース】
●予算に余裕があり、担当者の負担を大幅に減らしたい場合
●専門的な知識やスキルが必要で、社内に適切な人材がいない場合
●短期間で集中的に成果を出したい場合
【自社運営が適しているケース】
●コストを抑えたい場合
●ノウハウを社内に蓄積したい場合
●業務内容を柔軟に変更したい場合
●長期的な視点でじっくりと取り組みたい場合
それぞれのメリット・デメリットを比較検討し、自社に最適な方法を選びましょう。
まとめ
スポーツフェスティバルは、単に楽しいだけでなく、組織の風通しを良くし、社内に新しい活力を生み出すイベントです。
部署を超えた交流や自然なチームビルディング、そして何よりも参加する社員の笑顔や満足度が、日々の業務にも良い影響を与えてくれるでしょう。
「開催してみたいけど、準備が大変そう」と感じている担当者の方も、まずは小規模なイベントから始めてみてはいかがでしょうか。
社員が気軽に楽しめるスポーツフェスティバルは、企業の抱える課題解決につながる、新しい選択肢となるはずです。