運動会屋が発信する運動会に関するコラムです
社内運動会を参加者全員が心から楽しめる特別な一日にしたい。そして、社員の満足度を高める新しい福利厚生のカタチも探している。
そんな想いを実現する新しいアプローチとして今、「キッチンカー」の導入が注目されています。キッチンカーが提供するバリエーション豊かなメニューは、参加者の満足度を高めるだけでなく、休憩時間の大きな楽しみとしても人気があります。
ただ、「いざ呼ぶとなると、どこから手をつけていいかわからない」「費用や許可申請が心配」と感じる担当者も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、社内運動会でキッチンカーをスムーズに導入するために、依頼方法から費用、注意点、そして当日の流れまで詳しく解説します。ぜひ、参考にしてみてください。
社内運動会にキッチンカーを呼ぶのはアリ?

結論からお伝えすると、社内運動会にキッチンカーを呼ぶのはまったく問題ありません。実際に多くの企業で導入が進んでおり、参加者からも高い評価を得ています。
その理由を詳しく見ていきましょう。
実際に企業イベントで導入が増えている理由
企業イベントにキッチンカーを導入する企業が増えているのは、社員の働き方や価値観が変化しているためです。
企業側も福利厚生に対する意識が高まり、より魅力的なイベントを企画しようとしています。特に、従来の弁当配布と比べて、キッチンカーは特別感やイベント性が高いと好評です。
参加者は、普段とは違う新鮮さを感じ、イベントへの参加意欲も高まります。さらに、キッチンカーは社員同士のコミュニケーションを促すきっかけにもなります。
休憩時間中に、普段話す機会の少ない他部署の社員と同じキッチンカーに並ぶことで、自然と会話が生まれ、交流が深まる貴重な機会になるでしょう。
屋外開催×飲食サービスとの相性の良さ
多くの社内運動会は、公園や運動場といった屋外会場で開催されます。こうした場所は一般的な飲食店が出店しにくいことが多いですが、キッチンカーなら問題ありません。
キッチンカーは自走式のため、車両を駐車できるスペースさえあればどこでも営業が可能です。また、電源や上下水道といったインフラがなくても、独立した設備で安定した飲食サービスを提供できます。
さらに、屋外で調理するキッチンカーからは、食欲をそそる香りや調理音が感じられ、イベント全体の雰囲気を大いに盛り上げてくれるでしょう。
福利厚生・社員満足の視点からのメリット
キッチンカーの導入は、企業の福利厚生施策として非常に効果的です。従来の社内運動会では食事が二の次になりがちでしたが、キッチンカーがあることで食事そのものがイベントの目玉になります。
参加者は「自分のために特別な配慮をしてくれた」と感じ、会社への愛着や満足度が向上するでしょう。特に若い世代の社員にとっては、SNS映えするキッチンカーでの食事体験が、企業に対するポジティブなイメージ形成につながります。
また、運動が得意でない社員も「おいしい食事が楽しめるイベント」として捉えることで、参加へのハードルが下がり、より多くの社員が楽しめるイベントになるでしょう。
キッチンカーの出店形式と料金体系

キッチンカーの出店形式は、主に以下の3つに分けられます。
●通常出店(売上歩合 or 無料)
●売上保証型
●商品買い取り型(完全無料提供)
それぞれの形式について解説します。
通常出店(売上歩合 or 無料)
通常出店は、イベント主催者が場所を提供し、キッチンカー事業者がその場所で出店する形式です。
キッチンカー事業者が売上の一部を歩合(0〜15%程度)で支払う場合と、出店料が無料の場合があります。
特に参加者500名以上の大規模イベントでは、キッチンカー側も十分な売上が見込めるため、出店料が無料になるケースが多く見られます。
売上保証型
売上保証型は、事前に決めた売上保証額に対し、実際の売上が下回った場合に、主催者が不足分を補填する形式です。
たとえば、保証額が10万円で、実際の売上が8万円だった場合、主催者が差額の2万円を支払います。一方、売上が保証額を上回った場合は、追加の支払いはありません。
参加者数の予測が難しい小規模イベントでも、主催者は安心してキッチンカーを確保でき、キッチンカー側も最低限の売上が保証されるため、リスクを減らせるメリットがあります。
商品買い取り型(完全無料提供)
商品買い取り型は、主催者が事前に提供数量を決め、商品代金と出張費をまとめて支払う形式です。
料金は「商品単価 × 提供数量 + 出張費」で計算されます。大量発注によるボリュームディスカウントが適用されることが多いため、商品単価が安くなる傾向があります。
参加者全員が無料で食事を楽しめるため、周年記念イベントや創立記念日など、特別な日に最適です。
キッチンカーの導入はどこに依頼するの?

キッチンカーを導入するには、主に以下の2つの手配方法があります。
●イベント専門業者
●キッチンカー・飲食店に直接依頼する
それぞれ解説します。
イベント専門業者
最も安全で確実な方法は、キッチンカーの手配を専門とする業者に依頼することです。
専門業者は複数のキッチンカー事業者と提携しているため、イベントの規模や予算、参加者の年齢層に合わせて最適な事業者を紹介してくれます。
専門業者を利用するメリットは、品質の安定性とトラブル対応力です。登録されているキッチンカー事業者は、事前に営業許可や保険加入状況などの審査を受けているため、安心して任せられます。
料金は直接依頼するよりも若干高くなりますが、手配にかかる時間や手間、リスク回避できることを考えると、費用対効果は高いといえるでしょう。初めての導入や大規模なイベントの場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。
キッチンカー・飲食店に直接依頼する
費用を抑えたい場合や、依頼したいキッチンカーがすでに決まっている場合は、事業者に直接依頼することも可能です。
その場合、SNSや地域の情報サイト、口コミなどを通じて優良な事業者を探し、直接交渉します。直接依頼のメリットは、中間マージンが発生しないため、費用を抑えられる点です。
また、事業者と直接やり取りすることで、メニュー内容の細かい調整や特別な要望にも柔軟に対応してもらいやすくなります。ただし、営業許可や保険加入状況の確認、万が一のトラブル対応などは、すべて自社で行う必要があります。
この方法は、経験豊富な担当者がいる場合や、小規模なイベントに適しています
キッチンカーを呼ぶ際の基本的な流れ

ここからは、キッチンカーの導入から当日の営業、支払いまでの流れを5つのステップで解説します。
●出店を扱う業者へ問い合わせる
●打ち合わせで詳細を決定する
●契約の締結
●イベント当日の営業
●代金の支払い
スムーズな進行のために、各段階のポイントを押さえておきましょう。
出店を扱う業者へ問い合わせる
キッチンカー導入の第一歩は、信頼できる業者へ問い合わせることです。「キッチンカー 出店 依頼」などのキーワードで検索し、複数の業者を比較検討しましょう。
問い合わせる際は、以下の情報をあらかじめ整理しておくとスムーズです。
●イベント概要:社内運動会、お祭りなどのイベントの種類
●開催情報:開催日時と場所(所在地)
●イベントの規模:予想される参加者数
●要望: 食べたい料理の種類、台数、予算の目安
打ち合わせで詳細を決定する
業者を決めたら、詳細な打ち合わせを行います。当日のスムーズな運営のために、以下のポイントをしっかり話し合っておきましょう。
●キッチンカーの選択:参加者の年齢層や好みに合わせて、提供する料理を選択
●出店形式と料金の確定:最適な出店形式と料金を決定
●当日の運営詳細:キッチンカーの到着時間、営業スケジュール、駐車スペース、電源の確保方法などを細かく確認
契約の締結
打ち合わせ内容に合意したら、正式な契約を結びます。契約書には、出店日時や場所、料金、支払い条件、キャンセル規定、責任の所在などを明記します。
特に、悪天候や参加者数の変動など、予期せぬ事態への対応を事前に話し合い、明記しておくことが重要です。
イベント当日の営業
イベント当日は、キッチンカーが予定通りに到着し、スムーズに営業を始められるか確認しましょう。
営業開始前には、衛生管理や営業許可証の掲示、メニューや価格の表示に不備がないかチェックします。営業中も定期的に様子を見て、問題がないか確認すると安心です。
代金の支払い
イベント終了後、契約に基づいて代金を支払います。
支払い方法は業者によってさまざまですが、支払う前に提供されたサービスが契約通りだったかを再度確認しましょう。
まとめ
社内運動会にキッチンカーを導入することは、参加者の満足度向上と福利厚生の充実につながる優れた施策です。
屋外開催の特性を活かし、特別感のある食事を提供できるキッチンカーは、イベントに大きな価値を生み出します。
今回紹介した導入方法や注意点を参考に、ぜひ社内運動会でキッチンカーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。