運動会屋が発信する運動会に関するコラムです
近年、多くの企業で社内イベントのマンネリ化が進み、参加率の低下が課題となっています。
こうした状況を打破する新たな交流策として今大きく注目を集めているのが、ペット同伴イベント「ドッグフェス」の開催です。
「愛犬」という共通の話題を介すことで、これまでの社内イベントでは見えなかった社員の意外な一面が発見され、深い相互理解や交流へとつながります。
本記事では、ドッグフェスの基礎知識から具体的な企画のポイント、安全な運営ノウハウまでを詳しく解説します。
ドッグフェスとは何か?

愛犬家の恒例行事として定着しているドッグフェスは、愛犬と飼い主が主役の参加型イベントです。
近年、ドッグフェスが社内イベントとして注目されている背景には、以下の2つの要素があります。
- 「犬×飼い主×交流」を軸にしたフェス型イベント
- 一般的なイベントと違い参加しやすいのが特徴
それぞれ見ていきましょう。
「犬×飼い主×交流」を軸にしたフェス型イベント
ドッグフェスは、参加者全員が主役になれる「体験」と「交流」がセットになっているフェス型イベントです。
会場には愛犬との暮らしを豊かにする多彩なコンテンツがそろっており、それぞれが社員同士の接点として機能します。
- 遊ぶ・撮る(感情の共有):ドッグランやプロによる記念撮影で愛犬の楽しそうな姿を通じて会話のきっかけが生まれる
- 学ぶ・整える(悩みの共感):ペットの健康相談やプロのしつけ指導で飼い主共通の悩みや関心事を共有できる
- 買う(共通の価値観):マルシェでの買い物はお互いのプライベートなこだわりを知ることができる
これらのコンテンツを巡る中で、「会社の同僚」という関係性から「飼い主同士」のフラットなコミュニティが自然と形成されます。
一般的なイベントと違い参加しやすいのが特徴
ドッグフェス最大の魅力は、スポーツ大会や宴会のような「気負い」を必要としない圧倒的な気楽さです。
公園などの開放的な屋外で開催されるため、いつものお散歩コースを歩く感覚でふらっと立ち寄れるアクセスの良さがあります。
この非公式感が心理的ハードルを下げ、結果として高い参加率へとつながります。
なぜ“社内イベント”としてドッグフェスが注目されているのか

これまでの社内イベントといえば「飲み会」「運動会」「BBQ」などが定番でした。
しかし、ライフスタイルの多様化が進む中、新たな選択肢として愛犬と一緒に参加できるドッグフェスを導入する企業が増えています。
なぜ今、ドッグフェスが社内イベントとして選ばれているのか。それには以下の4つの理由があります。
- 運動会・BBQに参加しづらい社員が一定数いる現実
- 愛犬が“潤滑油”となり、自然な会話が生まれる構造
- 飼い主同士・非飼育者も巻き込める空気感
- 福利厚生・エンゲージメント施策としての相性
それぞれ解説します。
運動会・BBQに参加しづらい社員が一定数いる現実
1つ目は、これまでの定番行事に抵抗を感じていた層へ自然にアプローチできる点です。
従来の運動会やBBQでは、「体力的な負担」や「大人数での輪の入りにくさ」を理由に、参加を敬遠する社員が一定数存在しました。
しかしドッグフェスなら、参加の動機が「自分のため」だけでなく、「愛犬を喜ばせたい」という愛情に変わります。
これにより、強制感を与えることなく、自発的な参加へとつながります。
愛犬が“潤滑油”となり、自然な会話が生まれる構造
2つ目は、愛犬が「潤滑油」の役割を果たし、部署や役職の垣根を越えた交流が生まれやすくなる点です。
社内イベントにおける最大の壁は、初対面の相手に対する「会話のきっかけ作り」にあります。
しかし、愛犬が会話の起点となることで、コミュニケーションの心理的ハードルが下がり、部署や役職を超えた温かいつながりが生まれます。
飼い主同士・非飼育者も巻き込める空気感
3つ目は、犬を飼っていない社員も疎外感を感じることなく、自然と笑顔になれる空気感です。
会場には「犬を愛でる」「癒やされる」という、全社員が楽しめる共通の価値観が存在します。
そのため、飼育の有無を問わず会話のきっかけができ、特定のグループに縛られない一体感と新しい交流の輪が広がります。
福利厚生・エンゲージメント施策としての相性
4つ目は、福利厚生やエンゲージメント施策としての相性の良さです。
社員にとって大切な存在である愛犬を、会社が「家族」として歓迎する姿勢は参加者の幸福度を大きく高めます。
また、プライベートを大切にする文化が伝わることで、社員満足度の向上や離職防止にもつながります。
ドッグフェスで実施される主なコンテンツ例

ここでは、社内交流を活性化させるドッグフェスのコンテンツ例を6つ紹介します。
ドッグラン・ミニアジリティ
リードを外してのびのび駆け回れる「ドッグラン」や、犬の障害物競争をミニチュア化した「ミニアジリティ」は、目玉コンテンツの一つです。
犬のストレス解消はもちろん、愛犬の活き活きとした姿を見守る飼い主同士の間には、自然と会話の輪が広がります。
フォトブース・記念撮影会
季節感あふれる華やかな「フォトブース」や、プロのカメラマンによる「記念撮影会」は、社員からの人気が高いコンテンツです。
愛犬との思い出を会社で残せる特別感は、社員の満足度を高めるだけではありません。
撮影された写真は、SNS等を通じて「ペットフレンドリーな企業」としての魅力的な発信にもつながります。
グッズ・フードのマルシェ
厳選されたおやつや、可愛い犬用の服が並ぶ「マルシェ」は、歩くだけでも心が躍るエリアです。
愛犬へのお土産選びを楽しめるのはもちろん、賑やかな空間がリフレッシュの場になり、イベント全体を彩ります。
飼い主同士のオフ会
同じ犬種や共通の悩みを持つ飼い主が集まる「交流オフ会」では、活発な情報交換を通じて、普段の業務では見られない社員の素顔が垣間見えます。
この安心感が、部署や役職を超えた円滑な連携や、強いチーム作りを後押しします。
ペット同伴ウォーキング・体験型アクティビティ
オフィスを離れ、愛犬と心地よい風を感じる「ウォーキング」や「体験型アクティビティ」は、リフレッシュ効果だけでなく、社員同士の心の距離を縮めるきっかけにもなります。
愛犬を介したリラックスムードによって、普段の業務では見られない社員の「自然体な姿」が引き出され、新しいコミュニケーションを生む絶好の機会となります。
しつけ・健康・防災などの学び要素
専門家を招いた「しつけ教室」や、愛犬の安全を守るための「健康・防災セミナー」は、企業の福利厚生の手厚さを感じてもらうきっかけになります。
社員の家族を守りたいという気持ちに寄り添う姿勢は、会社への信頼と安心感を深める貴重な機会となります。
ドッグフェスを企画・運営する際の重要ポイント

愛犬と飼い主の双方が心から楽しめるドッグフェスを実現するには、細やかな配慮と徹底したリスク管理が欠かせません。
企画・運営に携わる際は、以下の重要ポイントをしっかり押さえておきましょう。
- 入念な会場選び
- 参加ルール・免責事項の明確化
- ワクチン接種・ノーリード可否などの安全管理
- トラブルを未然に防ぐ運営体制の必要性
それぞれ解説します。
入念な会場選び
ドッグフェスの満足度は、会場の環境が大きく左右します。
会場は愛犬が思い切り走り回れる柔らかな芝生や、地面の温度上昇を抑える路面など、足元の安全を最優先に選びましょう。
さらに、十分な日陰と清潔な水場が完備された愛犬ファーストなインフラも必須です。
参加ルール・免責事項の明確化
ドッグフェスには愛犬家だけでなく、犬を飼っていない方も多く来場します。
全員が心地よく安全に過ごせるよう、参加者全員が守るべき以下のガイドラインを事前に共有しましょう。
- 入場基準の厳格化と証明書の確認
- リード規定の徹底とエリア管理
- マナーの周知と進入禁止エリアの明確化
詳細なガイドラインを設定することで、参加者全員が安心してイベントを楽しむことができます。
ワクチン接種・ノーリード可否などの安全管理
設定したルールの具体的な管理体制として、以下の実務を徹底しましょう。
- 証明書の確認:入場時に狂犬病および混合ワクチンの接種証明提示を必須とする
- リード規定の厳格化:会場内は原則リード着用とし、伸縮リードの使用方法にも一定の制限を設ける
- エリア管理:ドッグランを設ける場合は犬の体格(小型・中大型)に合わせてエリアを仕切る
トラブルを未然に防ぐ運営体制の必要性
ドッグフェスのトラブルを未然に防いで安全を支える仕組みとして、以下の3点を徹底しましょう。
- 専門スタッフによる巡回:ドッグトレーナー等の専門スタッフを配置し、トラブルに発展する前に適切な対応を行う
- 緊急時フローの共有:万一の負傷や熱中症に備え、救護マニュアルを完備する
- 抑止力となる空気作り:スタッフによる積極的な声掛けを行い、マナーを守ることが当たり前という空気を作る
事例から見るドッグフェスの多様な形
ドッグフェスはターゲットや会場の特性に合わせて多様なスタイルがあります。
ここでは、ドッグフェスの5つの代表例を紹介します。
運動会要素を取り入れたフェス型
運動会要素を取り入れた「フェス型」は、愛犬と一緒に参加できる「かけっこ」や「障害物競争」など、多彩なアクティビティが最大の魅力です。
飼い主と愛犬が力を合わせて体を動かすことで、今ここでしか作れない思い出を重視する方から高い支持を得ています。
大規模マルシェ併設型
全国から人気のペットグッズ店やキッチンカーが集結する「マルシェ型」は、お祭りのような圧倒的な活気とワクワク感が魅力です。
高い集客力はもちろん、地域活性化にもつながりやすく、「愛犬との一日をとことん楽しみたい」という方に最適です。
自然・アウトドア特化型
キャンプ場や森林公園を舞台とする「アウトドア型」は、カヌーやトレッキングなど、自然をダイレクトに感じる体験型アクティビティが魅力です。
都会の喧騒を離れ、愛犬とともに豊かな自然の中でのびのびと過ごす時間は、まさに非日常のひととき。
アクティブに楽しみたい方はもちろん、愛犬と一緒に心身ともにリフレッシュしたい方から絶大な支持を得ています。
商業施設・屋内開催型
アウトレットパークや展示ホールを活用した「屋内開催型」は、圧倒的なアクセスの良さと、都市型ならではの利便性が大きな魅力です。
天候に左右される心配がなく、計画通りに開催できる安定感は、運営・来場者双方にとって大きな安心材料となります。
また、犬連れでない一般客もふらりと立ち寄りやすいため、より幅広い層に活動を広く知ってもらう絶好の機会となります。
モラル啓発・防災・社会性を組み込んだスタイル
しつけ教室や保護犬の譲渡会、同行避難訓練などを中心に据えたスタイルは、学びと社会貢献を両立させた構成が特徴です。
「愛犬との暮らしをより良くしたい」という意識の高い飼い主が集まりやすく、企業としての信頼性や社会的責任を広く示す場としても非常に価値があります。
ドッグフェスの企画をプロにおすすめする理由

ドッグフェスを成功させるには、単なるイベント運営の枠を超えた「犬の特性への深い理解」が求められます。
ペット同伴イベントは通常のイベントよりも考慮すべき点が多く、プロに任せることで以下の4つの大きなメリットがあります。
- ペット同伴イベントは通常の社内イベントより難易度が高い
- 安全管理・動線設計・ルール作りは専門知識が不可欠
- 運動会運営のノウハウが「ドッグフェス設計」に転用できる
- 企画〜当日運営まで一括で任せられる
それぞれ見ていきましょう。
ペット同伴イベントは通常の社内イベントより難易度が高い
言葉の通じない動物が主役となるドッグフェスでは、人間だけのイベントでは想像もつかないような想定外の事態が起こりやすいものです。
急な体調の変化や犬同士の相性による突発的なトラブルなどは、動物の習性を熟知したプロが介在することで、大きな事故を未然に防げるようになります。
安全管理・動線設計・ルール作りは専門知識が不可欠
犬同士の接触を避けるための動線確保をはじめ、アレルギーや感染症への配慮、さらには法的な免責事項の詳細な設定など、専門知識の有無がトラブルの発生率を大きく左右します。
プロの視点による多角的なリスク管理を取り入れることで、参加者が心から安心して楽しめる環境を提供することが可能になります。
運動会運営のノウハウが「ドッグフェス設計」に転用できる
運動会運営で培った「競技進行」「音響・実況」「誘導」「タイムスケジュールの徹底」といったノウハウは、ドッグフェスのアクティビティ運営にも直結します。
数多くの運動会イベントの現場を仕切ってきた株式会社運動会屋では、単なる進行管理に留まらず、参加者の高揚感を巧みにコントロールしながら事故のない円滑な運営を両立させることが可能です。
企画〜当日運営まで一括で任せられる
コンセプトの立案から会場交渉、緻密なマニュアル作成、そして当日のスタッフ配置に至るまで、すべての工程をワンストップで任せられる安心感があります。
これにより、企画担当者を膨大で煩雑な準備業務から解放し、本来の目的である「最高のイベント体験」の実現に専念できます。
まとめ
ドッグフェスは、これまでの社内イベントでは届かなかった層までを笑顔にし、部署や立場を越えた「新しい絆」を生み出す力を持っています。
新しい形の交流イベントを検討されている方は、ぜひ本記事で紹介した内容を参考にしてみてください。
社内のニーズに合わせ、安全性と楽しさを両立させた「最高のドッグフェス」を形にしていきましょう。