VOICES
お客様の声
■住まいと暮らしの領域に特化したデジタルマーケティング企業である、株式会社プライムクロス様のオンライン運動会を企画・プロデュースいたしました。
社員のみなさま150人がオンラインでつながり、コミュニケーションの重要性を感じていただきました。
Qプライムクロス様では6年前から運動会を毎年開催されていますが、きっかけはどんなことだったのですか?
谷口
私が入社した時、1回目の運動会が開催されたのですが、ちょうどその頃、社員が100人を超えました。それまで社員同士のコミュニケーションは自然に生まれていたのですが、人数が増えるにつれて中々うまくいかなくなって来た。そこで対策を講じようと考えたのですが、単にコミュニケーションの重要性を説く研修を実施しても堅苦しいですし、本来の目的が達成できない。もともと社員間の距離が近い社風であることと、20代の社員が大半でスポーツ好きが多く在籍していることを踏まえて、運動会をやってみようということになりました。
Q谷口さんは入社したてで、いきなり社内運動会となったのですね。その時、どう思われましたか?
谷口
驚きました。その時、社内運動会をする珍しい会社ということで、テレビ取材も入ったんですよね。全国ネットの朝の情報番組で紹介されたんです。「変わったことやる会社だな」と。
でも、参加して楽しかったです。大玉ころがし、玉入れ、リレーなど、想像以上に本当の運動会で、歳の近い先輩社員から社長まで全員が本気でやっていたので、結構びっくりしましたね。
Q運動会なんてやりたくない、という反対意見はなかったのですか?
谷口
当時はまだ人事ではなかったので周りの感想を積極的に聞いたわけではないですが、なんでもやれば楽しむ社風ですので、みんな楽しんでいたと思います。その証拠に負けたチームは、本当に悔しそうでした。(笑)
■プライムクロス様では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在リモートワークを取り入れ、週2、3日の出勤という体制で仕事をされているそうです。そのため、社員同士のコミュニケーションがかなり減っているそうです。
Qリモートワークを取り入れたことでの新たな課題は出てきましたか?
谷口
コミュニケーションの絶対量が減っていることは間違い無いですね。そして減っているのは仕事上必要な会話ではなく、雑談というか、ラフなコミュニケーションです。これは無くても仕事はできます。ですが、仕事と直接関係ない趣味や遊びについての交わすコミュニケーションが社員間の相互理解や組織の文化形成に大きな役割をもつと思っているので、それが減ったことは、大きなインパクトだと捉えています。
例えば、吉田は新卒1年目なのですが、対面で会ったことがない社員もいますし、話したことがない社員もいます。そうなると、どうしてもお互い距離を感じやすいし、距離を縮めるのに時間がかかる。これは大きな問題だと思っています。
吉田
入社してから2ヶ月間ずっとオンライン研修という形で始まった社会人生活だったので、慣れない部が多くあります。人事という部署に配属されて、職務上、社員の人たちとコミュニケーションを取るということが重要だと思っていますが、意識をしている私ですら、満足にはコミュニケーションがとれていないという状況です。今後、いろいろなアイディアを社内で出し合ってコミュニケーションを取りやすい場を作っていきたいです。
Q 今年、オンラインで運動会を開催しようとしたわけを教えてください。
谷口
春頃はまだリアルで運動会を開催する希望を持っていましたが、7月になって新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて、リアルでの開催は諦めました。ただ、リモートワークを取り入れたことによって社員同士のコミュニケーションが減っていたため、例年以上に運動会を開催する必要性を感じ、中止したくないという気持ちは強く持ったまま御社に相談をしました。半信半疑で「オンライン運動会」についてお尋ねしたところ、実績があると聞いて、実現できるかも!と思えたことが大きかったです。
ただ、オンラインで運動会をする具体的なイメージをなかなかつけられなかった。自社だけで開催する可能性なども検討していたため、社内での調整に時間がかかりました。結果的には御社にお願いさせていただき実現できたので本当に感謝しています。
Qみなさまの反応はいかがでしたか?
谷口
全員に聞いたわけではないですが、当日の様子を見る限りでは、楽しんでくれていたと思います。その後の日報などで、運動会について書いてる社員もたくさんいたので、開催した意味はあったのではないかと思います。
吉田
新卒社員の中からサブリーダーを決めたのですが、それぞれが運動会を盛り上げようと、モチベーション高く取り組んでくれていました。また、先輩方がいじってくれたり、チャット内で声をかけてくれたりして、新しいコミュニケーションが生まれ、縦・横のつながりが深まったことが、良かったと思います。
谷口
個人的には開催してすごく良かったと思います。一つは、このオンライン運動会をやらなければ関わることがなかった社員同士が少しでも関わりを持てたことです。一つを挙げると、新任役員にサプライズで大量のわさびを食べてもらう企画をやったのですが(笑)、普段のリモートミーティングでは知り得ない一面を見ることができ、社員との距離が少し縮まったのではないかと思います。
もう一つは会社としてのメッセージ性。新型コロナの影響で今年の運動会は中止しますと決めるのは簡単です。でもそうではなく、この状況でもできる!そのために工夫する!という前向きな姿勢を、社内外に対して見せることができたことも大きな成果だったと思っています。
吉田
楽しかったという声を多くもらっています。私自身も当日の運営業務はとても楽しかったです。
歳の離れた社員とも、オンライン運動会がきっかけで、お話しさせていただく機会が増えました。私個人としては、変化があったと思います。
また、オリジナルのバーチャル背景を作ってくれたクリエイティブデザイナーの方たちがいるんですが、その中に新卒社員もいて、自分が制作したものを1年目にして、全社員に見てもらい、使ってもらうことができたのも、年次関係なく活躍する当社の文化を反映しています。
そのような遊びにも仕事にも全力で取り組み、全力で楽しむ。どんなことにも努力を惜しまないという文化が前面に表れていて、とても良かったです。
Qどの競技が面白かったですか?
吉田
「ネットサーフィン」が面白かったという意見がありましたね。普段使っている機能で、こんなに面白い競技ができるんだ、ちょっと自分でもやってみようと。
谷口
「みんなで絵画」という競技で、社歴の長い部長がふざけてアンパンマンを描きはじめ、それを見た若手は怒っていました(笑) 全力で楽しむ部長も、本気になって怒り出す若手も、プライムクロスらしいなと感じました。
Qオンライン運動会とリアルの運動会とを比べると、どちらが良いですか?
吉田
リアルでやる面白さもありますよね。ラグのないコミュニケーションはリアルの良さだと思います。ただ、同じ新卒の女性からは、走るのが苦手であまり目立ちたくない・・・、という声を聞いているので、オンライン運動会の方が誰でも楽しめるのではないかなと思いました。
谷口
私個人としては五分五分ですね。オンラインの方が、移動時間もなくて子どものいる社員は参加しやすい。走るのが苦手な社員もいますし、何より雨天中止がないのがいいですよね。叶うなら2年ごと、交互に開催してもいいかなと思うくらい、オンライン運動会は良かったなと思います。
株式会社プライムクロスのみなさま、ありがとうございました。