2020.06.08
運動会の企画

社内運動会の費用はどれくらい?費用相場から必要なステップやポイントを紹介

社内運動会は、予算に合わせたシンプルな親睦イベントから、華やかで記憶に残る特別なイベントまで、思い描く理想の形を自由にデザインできます。

だからこそ、その自由な発想をスムーズに実現するためには、事前に費用の相場と開催の流れを把握しておくことが大切です。

今回の記事では、社内運動会の概要から、開催費用の目安、準備の手順、開催にあたって押さえておきたいポイントを紹介します。

理想の社内運動会実現に向けて、ぜひご活用ください。

そもそも社内運動会とは?

社内運動会と聞くと、昔ながらの運動会を思い浮かべる方もいるかもしれません。しかし近年、その目的や内容は大きく変化しています。

ここでは、現代における社内運動会の概要について解説します。

社内イベントの一種である

社内運動会は、数ある社内イベントの中でも社員同士の交流やチームワークの強化に特化した重要なイベントです。

日常業務とは異なる環境で、部署や役職を越えたコミュニケーションと協力が生まれることで、組織全体の一体感を醸成します。

特に、普段接点の少ない社員同士が競技を通じて協力し合う経験は、職場における連携を円滑にする効果が期待できます。

社内運動会は単なるレクリエーションではなく、企業文化の活性化にも貢献する重要な施策といえるでしょう。

参加対象は社員や役員、家族まで

社内運動会は、社員や役員を対象とするのが一般的ですが、近年では家族を招待して共に楽しむスタイルも人気です。

社員本人だけでなく、パートナーやお子さんも参加できるイベントは、会社への親近感や信頼感を高めます。

さらに、家族ぐるみでの参加は、社員間の会話にプライベートな側面をもたらし、より親密な人間関係を築く上で大きなメリットとなります。

参加者全員が「家族のような一体感」を感じられる企画は、社員エンゲージメントの向上に大きく貢献するでしょう。

開催場所は体育館・グラウンド・社内スペースなどさまざま

社内運動会の開催場所は、体育館やグラウンド、スポーツ施設など多岐にわたります。

参加人数や実施する競技内容に合わせて、最適な会場を選定することが重要です。

開放感が魅力の屋外グラウンドは天候に左右される可能性があるため、確実な実施を重視するなら屋内施設が適しています。

小規模な運動会であれば、社内の会議室や多目的スペースを活用する選択肢もあります。

会場の立地条件や利用可能な設備、飲食に関する規約なども事前に確認し、参加者の利便性を考慮することが重要です。

開催時期は春または秋が人気

社内運動会の開催時期は、気候が穏やかで屋外イベントに適した春または秋が人気です。

特に新緑が美しい5月や過ごしやすい9月?10月は人気が高く、会場の予約が取りづらい場合があるため、早めの準備が肝心です。

一方、屋内会場を利用すれば天候に左右されず年間を通して開催できるため、スケジュールの自由度を高めたい場合には、室内施設の検討も有効な選択肢となります。

定番からユニークなものまで競技種目が多彩

社内運動会で実施される競技種目は、玉入れや綱引きといった定番競技に加え、バブルサッカー、借り物競走、クイズリレーなど、多種多様なものがあります。

年齢や運動能力に関係なく楽しめる内容を取り入れることで、参加者それぞれが活躍できる機会を作れるでしょう。

また、チーム対抗形式を採用することで一体感が生まれ、活気あふれる運動会となるでしょう。

チームビルディングや社内コミュニケーションの強化に効果的

社内運動会は、スポーツという共通の体験を通じて自然なコミュニケーションを促し、チームビルディングに大きな効果をもたらします。

チームで協力して競技に取り組むことで、参加者間に信頼関係が醸成され、職場における円滑な連携を促進します。

特に、部署や役職を超えて普段交流の少ない社員同士が親睦を深める貴重な機会となり、組織全体の活性化や部門間の連携強化に貢献します。

また、新入社員や中途採用者が組織へ早期に馴染むきっかけとなり、社員エンゲージメントの向上にもつながるでしょう。

実施するのに必要なステップ

社内運動会を実施するのに必要なステップは、以下の通りです。

1.目的を定める

2.予算を決める

3.会場を用意する

4.プログラムを決める

5.当日の役割分担をする

6.備品・お弁当・保険などの各種手配

7.備品の準備・管理

8.会場の設営

各ステップについて、それぞれ解説します。

1.目的を定める

社内運動会を企画するにあたり、まず明確にすべきは運動会の目的です。

「社員間のコミュニケーション強化」「部署間の交流促進」「家族を含めた一体感の醸成」など、設定する目的によって運動会の内容や進め方は大きく左右されます。

目的が曖昧なままでは、関係者の理解や協力を得るのが困難となり、プログラムの方向性も定まりません。

また、全社的なイベントとするのか、特定の部署や拠点を対象とするのかといった範囲設定も重要な判断要素です。

明確な目的が定まることで、予算配分や会場選定、競技種目の選定といったすべての工程に一貫性が生まれ、社内運動会の成功へとつながります。

2.予算を決める

次に、社内運動会の予算を設定します。

参加人数、開催規模、参加者の希望する内容によって、必要な費用は大きく変動します。まず、過去の社内イベントの実績や他社の事例を参考に、おおよその費用相場を把握しましょう。

会場費、備品代、昼食代、保険料、交通費、業者への委託料など、発生する費用項目を洗い出し、それぞれの優先順位をつけて調整していきます。

予算内で参加者の満足度を高めるためには、コストをかけるべき部分と削減できる部分をバランス良く見極めることが重要です。

たとえば、備品をレンタルする、景品に社内にあるものや手作りのものを活用するなどの工夫によって、費用を抑えることが可能です。

3.会場を用意する

予算が確定したら、開催時期などを考慮し、最適な会場を選定しましょう。

体育館やグラウンド、公園、企業の保有施設など、選択肢は多岐にわたりますが、参加人数と実施したい競技内容に合った会場であるかが最大のポイントです。

屋内施設は急な雨天でも予定通り実施できるメリットがあります。一方、屋外施設は開放感があり、チーム対抗のリレーや大玉転がしといったダイナミックな競技で盛り上がりやすいでしょう。

加えて、交通アクセス、駐車場の有無、トイレや更衣室の設備、飲食スペースの広さや配置なども確認が必要です。

ただし、実際に現地を訪れなければ把握できない詳細が多いため、必ず事前に会場を隅々まで下見するようにしましょう。

会場決定後に更衣室がないことが判明したり、予想以上に会場が遠くなり参加者の移動が負担になったりするケースもあります。

事前の情報収集と入念な下見によって、安心して当日を迎えられる会場選びが可能になります。

4.プログラムを決める

会場が決まったら、プログラムの作成に入ります。

当日のプログラム構成は、運動会の満足度を大きく左右します。競技の内容はもちろん、順番や進行時間、休憩タイムの取り方など、全体の流れも丁寧に設計します。

参加者の年齢層や体力レベルを考慮し、誰でも楽しめる種目を軸に構成することも欠かせません。

目的に合わせて、コミュニケーション活性化を図るなら借り物競争のような会話が生まれる競技を、チームワーク強化を目指すなら綱引きのような団結力を高める競技を取り入れると効果的です。

玉入れ、綱引き、障害物競走といった定番種目に加え、クイズや抽選会のようなユニークなプログラムを組み合わせることで、より印象に残るイベントになります。

また、チーム分け(部署単位、ランダム混合など)や表彰内容の設計も参加意欲を高める重要な要素なので、丁寧に設計しましょう。

当日の進行表は事前に作成し、運営側で共有しておくことで、スムーズな運営につながります。

5.当日の役割分担をする

スムーズな運営を実現するためには、当日のスタッフ体制と役割分担を明確にすることが不可欠です。

受付、司会進行、競技サポート、記録係、安全管理、救護対応など、多岐にわたる役割を特定し、担当者を早めに決定しましょう。

少数の担当者への負担を軽減するため、可能な範囲で参加者全体に役割を分担することをおすすめします。

各担当者は事前に打ち合わせを行い、動き方や起こりうるトラブルへの対応方針を共有することで、当日の混乱を防ぐことができます。

予期せぬ事態に備え、責任者を中心とした連携体制を構築し、状況に応じた柔軟な判断を可能にしておくことが重要です。

また、全体の流れを示すタイムスケジュールや進行台本を配布することも、スムーズな運営に有効な手段となります。

6.備品・お弁当・保険などの各種手配

社内運動会を成功させるには、競技に必要な備品や参加者の昼食、不測の事態に備える保険といった、多岐にわたる準備が欠かせません。

まずは必要な物品やサービスをリストアップし、担当者を明確に割り当てることから始めましょう。備品はレンタルと購入を比較検討し、昼食は参加人数やアレルギーに対応した発注計画と配布方法を検討します。

また、参加者全員が安心して運動会を楽しめるように、万が一のケガや事故に備えた保険への加入も重要な検討事項です。

これらの手配事項を早期にリスト化し、責任者を明確にした上で管理することで、当日に慌てることなく、スムーズな運営を実現できます。

さらに、外部委託できる業務があれば、積極的に専門業者の活用を検討することで、担当者の負担を軽減し、準備作業の効率化を図ることが可能です。

7.備品の準備・管理

備品の準備は、運動会を円滑に進める上で極めて重要な工程です。まず、事前に詳細な備品リストを作成し、社内にあるものとレンタルが必要なものを明確に区別します。

レンタル品については、納品から返却までのスケジュールを確認し、後々のトラブルを防ぐことができます。

また、運動会当日の運営だけでなく、前日に行う搬入や設営作業に備えて、輸送手段や搬入時間、設置作業の段取りなども綿密に計画しておきましょう。

さらに、予期せぬ事態に備え、備品が破損した場合の代替品なども検討しておくことで、突発的なトラブルにも柔軟に対応できます。

8.会場の設営

会場に到着してから速やかに各エリアに備品を配置し、競技スペースや観覧席、受付、休憩所などを整備します。

設営においては、参加者の安全確保を最優先します。スムーズな動線を確保するとともに、緊急時の避難ルートや対応策を明確にしておきましょう。

また、設営作業に関わるスタッフの人数と役割分担を事前に決めておくことで、作業をスムーズに進めることができます。

同様に、撤収作業についても詳細なスケジュールと人員配置を事前に計画しておくことが重要です。

これにより、混乱なく速やかに会場を原状回復でき、主催者としての責任を果たすとともに、関係者からの信頼にもつながります。

費用はどれくらいかかる?

ここでは、社内運動会の開催にかかる費用について、参加人数別の一般的な相場を紹介します。

50人程度の場合

50人程度の小規模な社内運動会の場合、費用相場はおおよそ20?50万円程度です。

この規模では、会場費、備品、軽食、保険などの手配を必要最低限に抑えることがコスト削減の重要なポイントとなります。

たとえば、自社の広い会議スペースや近隣の公共体育館などを使用したり、備品はレンタルを主体としたりすることで費用を抑えられます。

100人から200人程度の場合

100人から200人程度の中規模な運動会では、費用相場はおおよそ60万?150万円程度となります。

参加人数が増えるのに伴い、競技種目数やスタッフの配置拡充が必要となり、食事や飲料、保険などの費用も比例して増加します。

この規模では、専門業者に企画やサポートを依頼することで、よりスムーズな運営が期待できるでしょう。

たとえば、100人規模の運動会を運動会イベントの企画・運営を専門とする「運動会屋」に依頼して開催した場合、一般的に以下の費用が目安となります。

●会場費:10万円(公共体育館)

●企画費:30万円

●人件費(ゲストMCや運営スタッフ):20万円

●備品費:20万円

●飲食費:10万円

●運搬費:5万円

●保険・その他:5万円

●総合計:100万円

300人程度の場合

300人規模の運動会では、一般的な予算の目安は200万?300万円程度となります。

この規模になると、広大なグラウンドや大型体育館の貸切が必要となるほか、参加者への交通手段の手配、大量の弁当の一括発注、プロのMCや司会者の手配なども検討に入ります。

また、凝った演出や豪華な景品を用意する場合は、さらに費用が増加する可能性があります。

500人以上の場合

500人以上の大規模な運動会では、一般的な予算の目安は500万円以上となります。

この規模になると、プロの運営会社によるトータルサポートが前提となることが多く、事前の打ち合わせや綿密な企画、当日の運営・進行、会場設営、競技用具の準備に加え、演出、音響、映像演出、記録撮影なども予算に含まれます。

このような大規模な運動会は、社員だけでなくその家族も参加できる設計や、福利厚生の一環として実施されることが多く、参加人数が多いほど、社員間の交流を深め、企業の一体感を醸成する効果が期待できます。

どんな費用項目が発生する?

社内運動会で発生する主な費用は以下の通りです。

●会場費

●備品代

●飲食代

●保険費用

●交通費

●業者依頼費

それぞれ見ていきましょう。

会場費

社内に十分なスペースがない場合、運動会の規模に適した会場を確保する必要があります。費用を抑えたいのであれば、公共の体育館や運動場がおすすめです。

ただし、これらの施設は、開催日の2?3ヶ月前から抽選が始まる場合や、早期に予約が埋まってしまうことがあるため、会場決定前に準備を始める必要があります。

一方、充実した設備が整った特別な場所で運動会を開催したい場合は、民間の施設が適しています。

民間の施設の費用は高めになりますが、その分、特別な設備や雰囲気があり、より華やかで思い出深い運動会を楽しめるでしょう。

備品代

社内運動会を盛り上げるためには、競技用具はもちろんのこと、日差しを遮るテントや会場の雰囲気を高める音響機材などの備品も不可欠です。

しかし、これらの多くは年に一度しか使用しないため、購入するにはためらってしまうかもしれません。

そこで有効なのが、必要なものだけをレンタルするという方法です。

たとえば、運動会用品のレンタルを手がける運動会屋では、一般的な競技道具を以下のような価格帯で借りることができます。

●玉入れカゴ:4,400円~

●玉入れ用玉:2,200円~

●綱引き綱:8,800円~

●バブルボール:16,500円~

さらに、参加者のモチベーション向上に繋がる景品や、活躍したチームや個人を称えるトロフィーなどを準備しておくと、運動会はより一層盛り上がることでしょう。

飲食代

社内運動会では、参加者の昼食、飲み物、軽食などの準備も大切です。

特に昼食はお弁当を業者に依頼することが多く、その費用は1人あたり1,000円?3,000円程度を目安にすると良いでしょう。

また、運動中は大量の汗をかくため、水分補給は欠かせません。水やお茶に加え、スポーツドリンクなども用意しておくと安心です。

保険費用

社内運動会を安全に楽しむために、参加者全員がスポーツ保険やレクリエーション保険に加入することを強くおすすめします。

これらの保険は、1人あたり数百円?1,000円程度で加入できます。

社内運動会は通常「業務時間外」の活動とみなされることが多く、労災保険の適用範囲外となる場合が多いため、万が一の事態に備え、安全対策の一環として加入を検討することをおすすめします。

交通費

運動会を会社の近隣ではなく、やや離れた会場で実施する場合、参加者のための移動手段の手配や、交通費の一部補助が必要となることがあります。

この交通費は、参加人数や会場までの距離によって大きく変動します。

そのため、事前に参加者の移動手段と所要時間、そして必要となる費用をきちんと確認しておきましょう。

業者依頼費

社内運動会の準備から運営までを自社で行う場合、運営委員自身が十分に楽しめないという側面があります。

社員全員で心から楽しめる運動会にしたいとお考えの方は、経験豊富な運動会のプロフェッショナルにお任せください。

経験豊富な業者に依頼することで、企画立案から運営、演出、司会進行、記録撮影までトータルで請け負ってもらえます。

運動会屋にご依頼いただいた際には、以下の費用項目でトータルサポートが可能です。

●会場費

●企画費

●設営費

●人件費(ゲストMC・運営スタッフ)

●コンテンツ費

●備品費

●運搬費

●保険・その他

●組織強化プログラム

●キックオフ(特別講師派遣)

具体的な費用については下記をご確認ください。

参考:プラン・料金|運動会屋

社内運動会の会場を選ぶ際に押さえておきたいポイント

社内運動会を成功に導くためには、会場選びが極めて重要です。

以下のポイントを押さえることで、参加者全員が快適に楽しめる運動会を実現できます。

●雨天時の対応

●食事・休憩スペース

●観覧・応援スペース

●喫煙所の有無

●予算

●会場までのアクセス距離や移動時間

それぞれ解説します。

雨天時の対応

急な天候の変化は運動会の成功を大きく左右する要素です。

どのような天候でも安心なのは屋内施設ですが、屋外での開催を計画している場合は、突然の雨や強風に備えて、以下の対策を講じておく必要があります。

●代替施設の確保:屋根付きの競技場や体育館など屋内で実施できる施設を確保する

●予定日の設定:天候が不安定になりやすい時期は少なくとも1?2週間以内に予備日を設定しておく

●雨天プログラムの準備:室内で楽しめるミニゲームや、テントの下でも実施可能な簡易的な競技など、天候に左右されにくいプログラムを用意しておく

これらの対策を講じることで、天候に左右されることなく、参加者全員が運動会を楽しめるようになります。

食事・休憩スペース

参加者のエネルギー補給や休憩の時間は、運動会を快適に過ごす上で不可欠です。

特に昼食時は、参加者同士がリラックスして交流を深める貴重な機会となるため、清潔で十分な広さの飲食スペースがあるかどうかは重要な選定基準となります。

屋外の場合には、日差しや雨を避けられるテント設営スペースの広さと、テントの数や大きさ、設営許可の確認が必要です。

また、飲食物の持ち込みに関するルールや、会場側のケータリングサービスの有無、水道設備や手洗い場の場所なども事前に確認しておきましょう。

衛生的な環境を維持するため、ゴミの処理方法や分別ルールについても事前に確認し、参加者への周知を徹底することで、会場使用後のトラブルを防ぐことができます。

観覧・応援スペース

運動会をより一層盛り上げるためには、参加者だけでなく、応援に駆けつける社員やその家族が快適に過ごせる環境を整えることが大切です。

安全に競技を観覧できる固定された観客席やスタンドの有無を確認しましょう。

観客席がない場合は、応援者が無理なく立って応援できる、または持参した椅子などを置ける十分な観覧エリアが確保できるかどうかが重要です。

特に小さなお子さんや高齢の方が参加する場合は、日陰となる休憩スペースを確保することで、より快適に過ごせるようになります。

また、観客・応援エリアからは競技が見やすい角度であるか、競技エリアとの間に十分な距離が保たれているかなど、安全面への配慮も欠かせません。

さらに、運動会の思い出を記録として残すために、写真や動画撮影に適したスペースやアングルが確保できるかどうかも確認しておくと良いでしょう。

質の高い記録は、社内報や記念アルバムの作成にも役立ちます。

喫煙所の有無

参加者全員が気持ちよく運動会を楽しめるよう、喫煙者と非喫煙者双方が快適に過ごせる環境を整えることは、重要な配慮事項です。

近年、多くの公共施設で喫煙に関する規制が強化されているため、事前に会場の喫煙ルールを確認しておく必要があります。

指定された喫煙所がある場合は、その場所が競技エリアや飲食スペースから適切な距離にあり、喫煙者が競技参加の合間に利用しやすいかどうかを確認しましょう。

喫煙所がない場合は、臨時の喫煙スペースを設置できるか会場管理者に相談することも検討します。その際には、消防法や地域の条例を遵守した安全な場所を選ぶことが不可欠です。

また、喫煙に関するマナーやルールを事前に参加者に周知し、誰もが快適に運動会を過ごせるように配慮しましょう。

予算

会場を選ぶ際には、施設の基本利用料金だけでなく、付随するさまざまな費用を含めた総額が予算内に収まるかを詳細に検討する必要があります。

特に、基本利用料に含まれていない設備の追加利用料(音響設備、テント、備品など)は必ず確認しましょう。

また、利用時間の延長料金、清掃費、施設管理者やスタッフの人件費なども考慮に入れる必要があります。

さらに、休日や時間外の割増料金、予約時の前払い金やキャンセルポリシー、天候不良などによる中止時のキャンセル料や返金規定も事前に確認しておくことが重要です。

これらの点を踏まえ、複数の候補地の料金を比較検討し、コストパフォーマンスを考慮した上で最終決定することをおすすめします。

運動会の規模や参加人数に見合った適切な施設を選ぶことが、無駄な出費を抑えるための鍵となります。

会場までのアクセス距離や移動時間

会場の立地条件は、社員の参加意欲に大きく影響します。多くの社員が気軽に参加できるよう、会社からのアクセスが良い場所を選びましょう。

公共交通機関の利用しやすさや、タクシーの手配のしやすさなどを総合的に評価することが大切です。自家用車での参加が見込まれる場合は、十分な駐車スペースの確保と料金体系も確認しておきましょう。

参加者の居住地域を考慮し、できるだけ多くの社員にとってアクセスしやすい場所を選ぶのが理想的です。遠方からの参加者がいる場合は、交通費補助や送迎バスの手配も検討しましょう。

また、高齢者や小さな子ども、障害のある方の参加も考慮し、会場までの経路やバリアフリー設備についても確認しておくことが重要です。

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運動を通じて社員間のコミュニケーションが活性化し、社内の雰囲気を向上させる社内運動会は、費用対効果の高い取り組みです。

企画や運営などの準備に不安を感じているご担当者様は、豊富な実績を持つ「運動会屋」にぜひご相談ください。

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まとめ

社内運動会は、社員の一体感を育む重要な社内イベントです。

開催には段階的な準備が求められますが、明確な目的設定と適切な予算、プログラム設計を行うことで、費用対効果の高い、満足度の高い運動会を実現できます。

大人数での開催や安全対策が不可欠な場合、また企画・準備や運営に時間を割けない場合は、イベント専門業者の活用を検討するのがおすすめです。

特に、社内運動会の実績豊富な「運動会屋」のような専門業者に相談することで、円滑な準備と運営が期待できます。

社員一同が心から楽しめる運動会を目指し、ぜひ自社に合った社内運動会を企画してみてください。

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