2020.12.17
元気が出る1分コラム

自分を磨く時間を確保する方法

日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.165

仕事や生活などで毎日多忙なため、知識を身につけたり情報を収集したりする「自分を磨く時間」が足りないと感じている方が多いのではないでしょうか。これは、昨日も今日もそして明日も同じ状況が続いてしまうものだと思います。ところが、私よりもはるかに忙しいはずなのに、新しい知識や情報を取り入れ、多くの事柄の考えを深めて、自分を磨いている方がいます。与えられた時間は24時間と同じなのに、私と何が違うのかと考えたことがあります。

その時は、睡眠時間の差ではないかと考え、睡眠時間を極力減らして本を読んだりしていました。この方法は、確かに時間は確保できましたが、肝心なアウトプットのパフォーマンスの質が下がってしまっていることに気づきました。睡眠時間を削って時間を確保する方法は、私には適していませんでした。

もう一度、自分の1日の過ごし方を細かく分析してみると、“謎の時間”がありました。何気なく過ごしている5分、10分が数多くあったのです。この謎の10分が6回あれば、1時間になるのです。この細切れの時間を使うことで、ないと思っていた時間を捻出できると気づきました。それからは、10分でできるものをいくつか必ず考えておくようにしています。資料を読んだり、アイデアを考えたりします。時間が限られている分、集中力は時間があるときよりも高まります。

もう一つ、優秀な先輩にアドバイスをいただき、意識していることは、「意識して見る」ことです。歩いているときや資料を広げられない状況であっても、頭は自分の意識次第でどのようにでも使えるのです。

今、部屋の中を見渡して下さい。そして目を閉じてみます。部屋の中の赤いものを思い出してみます。意外と出てこないですよね。次に、赤いものを探しながら部屋を見渡してください。そして先ほどと同じように目を閉じて、赤いものを思い出してみます。多くの赤いものを思い出せたと思います。

人は意識しながら物事を見ることで、たくさんの情報や気づきを得られるようになっています。この効果は心理学で「カラーバス効果」と呼ばれるものです。

意識を変えるだけで「自分を磨く時間」を多く作り出すことができますね!

この記事を書いた人
遠藤 直哉

ファシリテーター

遠藤 直哉

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